退院後の経過について。聴神経の回復は残念ながら・・・

だいぶご無沙汰なブログになってしまいました・・が、今回は術後の経過を書きます!
特に片耳失聴による生活への影響がどのようなものか、気になる方も多いと思います。

退院後2週間

念の為、退院から2週間ほどはお仕事をお休みさせてもらいました。(現場の責任者からはもっと休みなさいと言われましたが。。)

リハビリのため、毎日近所の散歩をし、心身にストレスのかからない生活を心がけました。
ただ、退院初日に熱いお湯にゆっくり浸かったせいなのか、激しい頭痛とめまいに襲われまして・・多分温めるのはよくないんでしょうね。せめて1週間は我慢しておくべきだったと反省します。

退院後1ヶ月

まず仕事の面ですが、私の業種がエンジニアということもありほぼ問題はなし。
ただし片耳が聴こえないことによっていくつか問題がありました。(最後のほうに書きますね)

まず退院後1ヶ月後検診のため病院へ。
今回予定しているのは造影剤を用いたMRIの撮影と聴力検査、そして最後に先生の診察です。
聴力検査の時点で、右耳が全く聴こえていないことを改めて実感しました。

診察時にも、やはり聴力が戻っていないと。
まだ1ヶ月だし戻ってくる可能性もある。もう少し待ちましょう、と言われその日の診察は終了。
次回は術後3ヶ月となる2ヶ月後の受診となりました。

退院後3ヶ月

体調には変わりなし。後頭部の違和感が気持ち緩和されたかなというところです。

再度受診し、聴力の回復はなし。
3ヶ月経って回復しない場合、今後の回復もかなり難しいだろうと聞かされました。
もう以前の生活には戻れないんだろうなと再度実感。
ただ、あれだけの手術をして、あれだけ大きい腫瘍をとって片耳で済んでいるなんて自分は幸運だ!と心から思っています。

しかし片耳が聞こえないことによる生活への影響もいくつか見えて来ました。

右耳失聴による影響その1: 右から話しかけられると聞こえづらい

これは覚悟していた通りですが、右から「ちょっといいですか」と声をかけられるとかなり聞き取りづらいです。
そんな時私の場合は職場の方にも右耳が聞こえないことは伝えてあるので、遠慮せずに位置を変わってもらうことにしています。今のところさほど不便とは感じておりません。
ただ、営業職や接客業の方ですと影響はそれなりにありそう。
仕事の面で懸念のある方は周囲にしっかり伝えておくことが大事ですね。

片耳失聴による影響その2: 人混みの中では会話が成り立たない

あれから何度か友人と会い酒を飲み交わしましたが、状況によっては相手の声がかなり聞こえづらいです。
特に人混みやお客が多く賑わっている居酒屋のようなシチュエーションでの聞き取りづらさはかなりのものです。
やはり片耳では空間の把握的なことまでは賄えないのでしょうか。。
今後はできるだけ個室の居酒屋を選ぶことにします!

あと細かいところでは換気扇をつけながらテレビを観ると音が聞き取りづらかったりですね。換気扇程度の音でもかなりの雑音に感じます。
もう一つ、感染対策としてお店のレジで店員さんとの間にビニールの幕が張られていますが、あれもかなり店員さんの声が聞き取りづらいです。
「袋は必要ですか?」「お砂糖、ミルクはおつけしますか?」の言葉を何度聴き逃したか…

片耳に慣れれば解決するかも?

ここまでデメリットをいつくか挙げてしまいましたが、どうやら絶望することもなさそうです。
片耳での生活に脳が慣れると、音のする方向、また複数人の会話なども問題なく聞き分けることができるようになるのだとか。
こればかりは時間が解決してくれることだと思い、あまり思い詰めずに生活することが大事でしょうね。

最後に

少し話が逸れましたが、退院して3ヶ月以上が経過し、体調は概ね良好です。
そろそろ体を動かしたいものの、主治医には激しい運動はまだやめてね、と言われています。
早く運動したいですが…気長に待つことにします!


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Written by CHANGHYO.
千葉県在住フリーランスエンジニア。聴神経脳腫瘍の発覚・手術・術後の生活に至るまで様々なことを書きます。 You should follow them on Twitter