術後1年半、再手術が決まりました。

かなり久しぶりの更新となってしまいました。
相変わらず右耳は聞こえませんが、元気に過ごしています。

2021年の10月に手術し、現在2023年4月15日。
あれから約1年半が経ち、まさかの2回目の手術が決定しました。しかも手術は明日で、本日から入院しており病室から更新しています。

術後の経過観察について

最初の手術から、以下のようなスケジュールで定期検診を受けてきました。少しずつ間隔が開いているのがわかるかと思います。

  • 1ヶ月後
  • 3ヶ月後
  • 半年後
  • 1年後

患部の痛みについて

右耳の後ろあたりを切開したのですが、痛みは手術直後からほぼ感じたことはありません。
ただ神経が繋がっていないのか、手で触れても感覚が鈍いです。最初は後頭部全体に違和感がありましたが、少しずつその範囲が狭まっていき、今は患部周辺のみに若干の違和感を残す程度まで回復しました。

右耳の聞こえについて

右耳は相変わらず全く聞こえておらず、耳鳴りだけが絶えず鳴っています。
まだ片耳の生活には慣れず、

  • 人の集まる場所で目の前の人物と会話がしづらい
  • 二人並んで歩く際は右側を歩くよう心がける

といった具合で、まあまあ不便ではあります。
聞き取りづらさについては徐々に慣れていくと聞いてはおりますが、1年半経った今でもやはり居酒屋は個室を選ばないとコミュニケーションが取りづらいですね。。
ここ1年で音楽フェスにも2回行きましたが、音響の悪いホールでは以前よりも演奏が聴き取りづらいです。
また電話も基本左耳でしかできないので、自宅にいる際は通話の際airpodsを手放せません。

その他日常生活への影響など

先述の聴き取りづらさを除けば、ほぼ普通の生活が送れています。
食事や運動、仕事や車の運転も問題ありません。
ただし一日中鳴り続けている耳鳴りだけはストレスになっています。

耳鳴りを解消ための再手術

元々この手術をするなら片耳の失聴は受け入れるべきだったのかもしれません・・
できる限り聴神経を残す手術をした結果、薄皮一枚の脳腫瘍と耳鳴りだけが残ってしまいました。
残った脳腫瘍も僅か数ミリのものではありますが、年々大きくなるリスクもあります。(数ヶ月で元の大きさに戻ってしまうケースもあるそうです)
どのみち右耳は聞こえないのと今後腫瘍が大きくなってしまった時のことを踏まえ、今回は脳腫瘍の全摘出・聴神経の切断をするべく、2度目の手術を決めました。

2度目の手術のほうが術後の療養期間が楽になる?

1度目の手術を終えてその夜と次の日は気持ち悪さからずっと集中治療室で吐いていたことを覚えています。。
またあの時間を過ごすのか、、と憂鬱になりもしましたが、医師いわく2度目の回復はかなり早いものになるとのことでした。

1度目の手術について

一度目は右耳の裏から後頭部へ約5cmほどの箇所に小さな穴を開け、そこからの手術でした。
ここから聴神経脳腫瘍へアプローチするには小脳をグイっとずらす必要があり、その影響で数日間はめまいや吐き気を催すようです。
2度目の手術は前回よりさらに耳に近い箇所、ほぼ耳の裏あたりに穴を開けるとのこと。そうすることで小脳をずらさずに腫瘍を摘出でき、術後1〜2日で元気になる患者さんがほとんどだそうです。

ただしデメリットもあります。
耳の裏から開けることで小脳をずらす必要はなくなりますが、骨を削る必要があるとのこと。
削った骨の箇所を埋めるためには腹部の脂肪を吸引し、その脂肪を使って削った部分を埋めるそうです。

また髄液漏(髄液が患部から漏れること)のリスクもあるため、いくら1、2日で元気になっても1週間ほどはベッドの上で安静にする必要があるようです。
髄液の漏れを防ぐ為に患部を縫合し、乾いた状態にするため背中にチューブを挿しそこから髄液を吸い取ると。。
早く動けるようになるのか!と少し嬉しかったものの、療養期間は前回より長くなりそうですね。

とにかく今は無事に明日の手術が終わることを祈るばかりです。
また更新します。


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Written by CHANGHYO.
千葉県在住フリーランスエンジニア。聴神経脳腫瘍の発覚・手術・術後の生活に至るまで様々なことを書きます。 You should follow them on Twitter